ウォーターサーバーには3種類の水がある!
3種類の水とは?
ウォーターサーバーの水には、①天然水、②RO水、③天然水をROろ過した水の3種類があります。
①天然水
「天然水」とは、自然が育んだ水源から採った水です。山脈や地下水などから採水します。
ナチュラルウォーターやミネラルウォーターと呼ぶこともあります。
天然水は、もともとの風味をそのまま味わうことができるように最低限の殺菌処理に抑えられています。製造工程としては、ろ過や加熱殺菌のみです。
天然水はほとんど加工処理が行われていないため、ミネラル成分がたくさんあることも特徴です。
自然の味を楽しみたい人であったり、ミネラルを積極的に摂りたい人にとって需要があるお水です。
自然から採った水を、ほとんどそのままの状態で出荷したものが天然水です。
メリット
①自然の風味を味わえる
②天然のミネラル成分が摂取可能
③原産地による味の違いを楽しめる
天然水は採水地のミネラル分が含まれているため、原産地によって味が異なります。加工処理をほとんど行っていないため、採水地のミネラル分がそのまま含まれており、このミネラル分が風味や喉ごしなどを決めている要素になっています。
天然水はミネラルが多く、自然豊かな風味を楽しめることがメリットです。
採水地によって含まれるミネラルが異なるので、風味の違いを楽しむことができます。
デメリット
①好みに合わない風味の場合がある
②硬水は身体へ負担が出る場合がある
③環境汚染が気になることがある
天然水は最低限のろ過処理しかしていないので、自然のミネラル成分がたくさん残っています。そのため、くせのある風味があったり、好みに合わないこともあります。
②RO水
RO水とは、徹底的なろ過処理が施された水です。ろ過処理は、RO膜(逆浸透膜)という極小のフィルターを使って行われます。ROろ過は、水以外の不純物を通さないという逆浸透の作用で、ほぼ純度100%の水を作ることができます。
天然水との違いは、ほとんどのミネラル分が含まれていないお水ということです。
RO水は、採水地による風味の違いが基本的にはありません。そのため、水道水や身近な河川水などを水源とすることが多くなっています。天然水と比べると値段が安いです。最近では、天然水をROろ過した水も増加傾向にあります。
メリット
①純度がとても高い水を飲める
②体への負担が少ない
③水質汚染の心配がない
RO水のメリットは、純度がとても高いピュアな水を飲めることです。天然水は自然豊かな風味を楽しめるメリットがあるのですが、環境汚染による水質問題が気になるところがあります。
RO水の場合は、徹底的にろ過処理が行われているので安心です。加工処理の過程でミネラル分も取り除かれるので、赤ちゃんや高齢者にとっても飲みやすいお水といわれています。
デメリット
①ミネラルがないため風味が乏しい
②水道水が原水であることがほとんど
③開封すると長持ちしない
RO水は、価格が安いことが魅力ですが、原水は水道水というケースが多いです。そのため、原産地に重きを置く方には向いていません。RO水は不純物が少ないため、開封した後は早めに飲む必要があります。
③天然水をROろ過した水
最近は、天然水をROろ過した「ハイブリッドタイプ」の水も増えています。
天然水をROろ過した水は、天然水とRO水のそれぞれのいいところを合わせた特徴があります。
自然の味わいを楽しめる魅力がある一方で、不純物も除去されています。
メリット
①原水が自然水のため雰囲気が出る
②ミネラル分を除去しているので赤ちゃんも安心
③採水地ごとの違いを楽しめる
自然の水源地から採取した水であり、採水地ごとに微妙な違いが楽しめます。山脈や地下の湧き水から採っているので、雰囲気や味わいを感じることができます。ROろ過していることで水質汚染を心配する必要もありません。
デメリット
天然水をROろ過した水は、自然からの天然水でありながら、純度が高いピュアな水であることが大きな特徴です。ただし、ミネラル分がほとんど含まれていないなどのデメリットがあります。
①値段が高い
②風味は天然水より控えめ
③ミネラル分がほとんど含まれていない
純粋なRO水とは異なって、自然の山脈や湧き水から採水しているため、採水作業や輸送などでコストがかかっています。そのため、値段はRO水と比べると高くなっていることが多いです。
また、ROろ過処理を行うことでミネラル分が取り除かれているため、天然水と比べると風味が控え目になっています。風味については、RO水に近い感覚です。